大阪府旅館ホテル生活衛生同業組合(岡本厚理事長)は1月15日、大阪府池田市の不死王閣で新年互礼会を開いた。岡本理事長は「昨年7月以降、新規ホテルの建設が続き、会員施設の稼働率、料金が急落している。これほど急激に経営環境が悪化するとは予想していなかった。大阪にとっては厳しい1年になる」と述べた。
会員間でも急落するホテル料金について意見が交わされた。岡本理事長は「大阪万博まで持たないという会員施設の声もある。大阪市内を中心に新規ホテルの建設が続き、行政や観光関係者が『大阪はホテルが供給過多』であるとの認識を持ってもらえるように訴えていきたい」と述べた。
大阪市内ではシングルが3千円台、ツインの1人当たり利用料金が1300円のビジネスホテルが出だしており、コロナウイルス発生以降はさらに低い料金設定も出ている。
岡本理事長